2017年4月26日水曜日

原発輸出を継続する東芝と、東芝を支える銀行団の社会倫理を問う運動をはじめました!

4月24日福岡で日本の反原発運動で初めて、原子力村の中心にいる金融機関の三井住友銀行に対して、彼らが原発輸出企業である東芝の支援を続けることの社会倫理を問う質問書を提出し、店頭前で抗議行動を起こしました。
これは、東芝の九州福岡支店と韓国東芝に対する原発体制への抗議として、原発メーカー東芝の原発輸出に対する直接行動であり、その東芝を支援する金融機関の社会倫理を問う行動です。

  上段は、福岡天神の三井住友銀行店頭で、下段左はソウルの東芝韓国ビル前、真ん中は新橋駅前、右端は銀座

私たちは再稼働反対と共に、原発輸出を実際に止める運動を始めるべきだと思います。
原発メーカーを相手にした訴訟で終わらず、法廷外においても、実際に原発輸出を止めさせる国際連帯運動を展開すべきではないでしょうか。そしてその原発メーカーを支える銀行団の社会倫理も問うべきです。世界銀行は、原発建設に関する融資はしないことを決定しています。
原発体制を問う運動は、日本一国ではなく、世界の市民と共に連帯して展開すべきなのです。
私たちの運動に対するみなさんのご支持とご協力をお願いします。一緒にやりましょう。

新聞社各位へ

4月24日(月)午後1時半過ぎ、三井住友銀行天神町支店に「日韓反核平和連帯・福岡会議」のメンバー6名で行きました。
その理由は原発製造・輸出メーカーである東芝のメインバンクである三井住友銀行に、原発輸出を止めない東芝への融資をやめるよう伝えるためです。

東芝はウェスチングハウス社を破産させても原発輸出からは手を引くつもりは有りません。一部報道では「海外原発事業から撤退する」とされていますが、「海外事業については 新設プラントの土木建築部分のリスクは負担せず、 機器供給やエンジニアリングに特化する。国内事業は再稼働・ メンテナンス・廃炉を中心に事業を継続する」という東芝の本音は変わっていません。

それどころか、東芝は、4月4日、イギリスで計画中の原子力発電所の受注を目指して、3年前に買収したイギリスの原発事業会社「ニュージェネレーション」をめぐり、共同で出資しているフランスのエネルギー大手「エンジー」が保有する、すべての株式を事前の取り決めに基づいて買い取ると発表しました。

私たち「日韓反核平和連帯・福岡会議」は昨年10月に結成された日本と韓国の市民による反原発・反核兵器を目指す「日韓/韓日反核平和連帯」が今年3月福岡で連日の会議と集会で東芝に対するBDS運動を決め、それに基づいて今回の行動を福岡のメンバーで行ったのです。
BDS運動とは=Bそれは、DS(Boycott不買、Divestment 投資引き揚げ(=この中に今回の三井住友銀行に対する申し入れが入ります)Sanctions制裁)運動

三井住友銀行天神町支店では支店長に面会を求めましたが、あいにく不在ということで、「お客さまサービス課課長」と話し合い、別紙の支店長宛の文書を読み上げ、5月末までに返事をくれるよう要請しました。課長はこのような件は支店では決められないことなので、本店に伝え、回答するようにするということでした。


三井住友銀行天神町支店長宛要請書

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