2015年2月8日日曜日

甲状腺がん患者の発症に原発の責任を認めさせたイ・ジンソプさんの紹介記事(東京新聞)

東京新聞に韓国で甲状腺がん患者の発症に原発の責任を認めさせたイ・ジンソプさんの勝利判決の紹介記事が載りました(2月8日)。


この判決では、被害の立証責任は加害者側(すなわち、原発運営会社)にあること、及び、甲状腺ガンの発症と原発の因果関係を認めたのです。この判決の背景には、ソウル大の疫学調査によって原発立地地域とその以外の地域との甲状腺がんの発症率の違いが明らかにされていたことが
大きな要員としてあります。

参考資料:
韓国の原発裁判で勝利したイ・ジンソプさんの資料(判決ほか)
http://oklos-che.blogspot.jp/2015/01/blog-post_5.html


この勝利判決を受けて、既に韓国では283名の甲状腺ガン患者の集団訴訟が始まります。第二次集団訴訟も準備されています。

日本ではこの判決の重要性を認識し、イ・ジンソプさんを日本に招聘し、大阪、小浜・福井、東京、福岡において講演会を持ちました。総計で200名を超える人が参加し、イ・ジンソプさんの講演内容に大きな感動を受け、日本国内54基の原発立地地域においても、地域住民の健康状態の疫学調査を実施し、原発の存在そのものが事故の危険性と共に、地域住民と自然に大きな危害と悪影響を与えているのではないかということを明らかにすべきだという声があがりました。

またイ・ジンソプさんの闘いは既に台湾にも伝わっています。いずれ台湾の反原発の運動体がイさんを台湾に招聘されることを期待します。その動きは、アジアだけにとどまらず、欧米にも伝わるでしょう。

                   1月28日 大阪南YMCAの講演会会場


              1月30日 福井の定例デモで演説をするイ・ジンソプさん


                   1月31日、東京たんぽぽ舎での講演

                 2月1日、福岡での最後の講演会会場の様子


韓国エネルギー正義行動釜山事務所にて。台湾の緑色公民行動聯盟(GCAA)の代表たち



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