2015年1月4日日曜日

関電社長の「2015年は原発再稼働に全力」発言を考える

電事連会長「2015年は原発再稼働に全力」
高浜再稼働の際はMOX燃料を装荷へ
(東洋経済 online 2014年12月24日)
2014年最後の記者会見で関西電力の八木誠社長が語った言葉が東洋経済で報道されています。
――高浜原発3、4号機の審査書案が原子力規制委員会に了承された。今後、地元同意手続きが待つが、地元の範囲は、という質問には、
地元、隣接地域の皆さんにも「安全対策の取り組みを説明し、理解が得られるよう全力を尽くす。」と語っていますが、これは高浜原発3,4号は原子力規制委員会で了承された、後は決定事項を一定期間、一定方法で、一定の地元の人びとに説明してやるだけと私には聞こえます。しかし地元の「同意」が必要ということは、民主主義的な手続きを経て(=賛成多数で)決定していくということなのでしょう。
これは3・11以降、原発立地地域で原発反対派は選挙で一度も勝っていないという事実から判断すると、原発に依存してきた地方は、それに代わる産業がなければ国と地方児自体が決定したことには従わざるを得ないということになるということでしょう。
このようにして、議会主義と新自由主義を掲げる民主主義国家日本において、「合法的」にどんどんとよくない方向に進むということになります。この悪循環を断つ方法はないのか、根本的に考える必要があると思います。
その意味において、2月22日(日)にもつ小出裕章さんと白井聡さんの講演会は意義のあるものだと思います。
「原発と差別、戦後日本を考える」
日時:2015年2月22日(日)13~17時
場所:在日本韓国YMCA アジア青少年センター9階国際ホール
主催 :2.22講演会実行委員会(共同代表:加藤千香子、崔勝久)
共催:NPO法人NNAA
協賛:原発メーカー訴訟の会、原発体制を問うキリスト者ネットワーク(CNFE)


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