2014年3月29日土曜日

隣国台湾の「革命前夜」の実態を知り、学びましょう!

台湾の実際の状況です。私は「革命前夜」と表現しているのですが、まだ日本の人はそのすごさにきづいていないようです。

まず映像でご覧ください。
谷田部 光昭 よろしければご覧ください.3月27日 台湾立法院内外で抗議する学生と市民
http://youtu.be/TQQYSG-UQhE
 3月27日台湾核4
http://youtu.be/XBKgMQzTxxk

つぎに現地にいる日本の研究者からの報告です。
教育学者・佐藤学先生による台湾速報(2014.3.24-25)。
台湾招聘中の佐藤学先生(教育学・東京大学名誉教授)からの速報を、内田樹先生が連ツイされたものをまとめましたものを紹介させていただきます。

台湾続報①
凄いっ。どこぞの国の報道とは大違い。
 反サービス貿易協定の最強の援護射撃!?女性ニュースキャスターが口撃開始!!台湾の反応「頼もしい」「姉さんついていきます」

サービス貿易協定に反対し、立法院に学生が立てこもって5日目となりました。
食料など物資が届けられたり、弁護士や医師が内部に入ってボランティアで支援をしたり、大学の教授が立法院へ行くことを授業の出席と認めるなど、各方面から支援の声が届いています。
そんな中、現役のニュースキャスターから最強の援護射撃が届きました。

 戦いの女神登場
ニュースキャスターの張雅琴は、約1時間の報道番組の中で、馬総統を罵倒するだけでなく、政府に対して強烈な発言を繰り返しています。
まさに彼女の独壇場となっています。
立法院で酒を飲む学生の写真が報道されましたが、すぐにこの写真に写っているのは学生ではないと指摘し、「あんたでも酒が飲めるのに、学生が酒を飲んでどこがわるいんじゃい!!」とすぐに口撃。

また、「立法院を学生が占拠するなんて暴力行為であり、アメリカでは絶対に起こらない出来事だ」という意見に対して、「じゃあアメリカの国会でたった30秒で一つの法案が通ったことがあるんかい? アメリカに行ったことない私を騙そうなんて100年早いよ!」と一喝。

 馬総統が学生に対して回答しないことについては、「前に付き合ってた彼氏が馬総統みたいな人でなくてよかったわ。なぜなら私は結婚しないなら分かれるって最後通牒を下すタイプだし」とまで。
 火力抜群の口撃にネットでは、「こんなに信頼できるニュースはいまだかつてない」と賛辞のコメントが相次ぎ、youtubeでは35万回以上再生されてます。

 以下台湾の反応です。
とある台湾人
 最強ww  
とある台湾人
 男前wwww  
とある台湾人
ニュースがお笑いになった瞬間だww  
とある台湾人
 完全に個人の観点ではなしてるぞ  
もうこれはニュースじゃない  
とある台湾人
 痛快www  
とある台湾人
いいね~。言いたいこと言ってくれてる  
とある台湾人
 対部分の男がこういう姉さんすきなんだろうな~  
とある台湾人
 確かに個人的な観点ではなしてるけど、  
その他のニュースより全然いい!!  
 最高!!  
とある台湾人
この人はかっこいいね~  
とある台湾人
まさに戦いの女神!!  
とある台湾人
 来れっくらい言ってくれたほうがすっきりする  
いっつも見てるよ  
とある台湾人
ついていきます。頑張って 姉さん  
とある台湾人
どこのテレビ局だよwww  
 翻訳(woaitaiwan)
http://www.youtube.com/watch?v=USkEKRb0hm4

台湾続報②
教育学者・佐藤学先生による台湾速報(2014.3.24-25)。
 台湾招聘中の佐藤学先生(教育学・東京大学名誉教授)からの速報を、内田樹先生が連ツイされたものをまとめました。※3.26の「学生支援を宣言した学長の数の訂正」を追記しました。
台湾にたまたま招聘中の佐藤学先生から生々しい速報が届きました。日本のメディアではあまり報道されていないこともありますので、ネット経由で現地の情報をお知らせ致します。

「台湾からの速報です。昨日から台北に来ていますが、こちらでは馬英九が中国との貿易協定を強行採決する動きを示したことから、中国資本によって台湾が植民地されることを怒った何万人もの学生たちが、立法院(国会)に押しかけて占拠し、立法院の中に100人が常駐してその外を1万人の学生が守る状態がすでに一週間続いています。一週間とはいえ、国会は学生の支配下にあります。学生たちの中心は台湾大学と精華大学の学生で、この二つの大学の学長と教授の多くは学生支持を言明し、二つの大学は学生が自由に行動を行えるよう、1週間の休講を昨日宣言しました。
さらに53大学の学長が学生支持を表明しています。機動隊が全国から動員されているのですが、その機動隊も非公式ながら学生支持を表明しています。すごいことが起こっています。
ところが今日になっておそらくは国民党の謀略ですが、市民と学生の過激派が暴力的に行政院を占拠し、これを口実に武力による制圧が必至という危険な状態です。私は、二つの大学の招待講演と大学院の集中講義で昨日から台北に滞在しているのですが夜は立法院を訪れて学生に支援のエールを送っています。

学生たちは整然と行動していて、佐藤先生はその秩序立った行動に歴史の転換点に比すべき意義を感じておられるとのことでした。大学が学生の行動を公的に支援するということは日本では絶対に考えられない事態ですが、それについての報道は僕はまだ見ておりません。報道されているのでしょうか?

台北の佐藤学先生から続報が入りましたので、お知らせします。「22日土曜日から台北教育大学大学院の集中講義、淡江大学と台北教育大学と台北市教育局の招待講演で台北に来ています。到着直後、学生が占拠している立法院に出かけ、その後3日間情報の収集をつとめました。まず報告したいの
日本の報道はこの事件に無関心ですし、「学生の暴動」として誤った報道を行っています。この事件は、もともと馬英九大統領が独裁的に中国との自由貿易協定(TFA)を結ぶことを強行採決したことに怒った学生たちが立法院を包囲し、かつ100人の学生が立法院内に入って占拠したことです。
中国との貿易協定が締結されれば、中国資本が台湾を乗っ取るのは必至で、この闘いは文字通りの「売国奴」(馬英九・国民党)と「愛国者」(学生・市民)の対決になっています。  22日に立法院を訪問して感銘を受けたのは、学生たちの冷静で誠実で思慮深い闘い方でした。
彼らの中心は台湾大学と精華大学の学生たちで台湾のトップエリートたちです。立法院の内部には学生が100人、そして学生の統制下で機動隊が40人が入り、一定時間で交代しています。機動隊も学生たちの行動には非公式ですが賛同を表明していて、お互い交代時には拍手で相手をねぎらう関係でした。

この立法院の周囲には、日によって異なりますが、数千人から5万人の学生と市民が座り込んでおり、立法院の学生たちを守っています。この状態で、月曜日から立法院の占拠が開始され、国会は機能停止になり、すでに1週間になります。  静かな緊張状態が続いていましたが、一昨日の日曜日に馬英九が国際記者会見を行い、学生たちを違法者と批判し、まったく対話に応じないと宣言したことから、その夕刻、学生の一部が行政院への突入を呼びかけ始め、立法院の学生たちは制したのですが、馬の対応に憤った過激な学生たちが強行突破于して行政院を占拠しました。
その夜11時から機動隊の実力行使によって行政院の学生たちの逮捕と排除が7派にわたって暴力的に行われ、朝には、行政院の占拠は解かれました。その間に学生の160人以上が負傷しています。この行政院の占拠には、私の見たところ、明らかに暴力団の一部が紛れ込んでいたと思います。

その一部の暴力団が行政院の内部の破壊行為を行い、それがテレビや新聞で報道されました。内部の破壊は断じて学生の行動ではありません。そのことは行政院と立法院の内部の学生たちから情報をえています。この行政院の制圧からこちらでもメディアの報道は「学生の暴動」というニュアンスを強めています。

昨日、テレビ局が世論調査を行って報告したのですが、貿易協定には台湾国民の63%が反対。行政院の学生の途中には58%が反対し31%が支持、行政院の学生たちの機動隊による実力行使による排除は58%が反対し31%が支持です。

重要なのは、この世論調査で学生たちの立法院の占拠に対しては51%が支持し反対は38%であり、さらに立法院の学生の要求に応じて馬英九大統領は学生との対話に応じるべきだという意見は835に達していることです。すなわち、過激な学生たちの行政院の占拠について国民は支持していないが、それに対する機動隊の実力行使に対しては反対しており、立法院の学生の占拠は国民の多数が支持し、学生の対話の要求は国民の大多数が賛同していることです。

さらに、台湾大学と精華大学は学長が学生支援を表明し、すべての授業を一週間休講にして学生たちに国会(立法院)の集会とデモに参加するよう呼びかけましたし、国内23大学の学長が学生支持を表明し、著名大学の多くが大学を休講措置にして学生の行動を支援しています。
「台湾を愛する」という旗が集会では無数に掲げられています。休講措置を学長がとっていない大学では、教授たちが立法院で授業を行って学生を支援しています。私のいる台北教育大学も月曜日曜から水曜日は学生が校内にほとんどいなかったようです。

ほとんどの学生たちが、立法院の集会とデモに参加していたのです。おもしろいのは、集会の周りに台北の風物の夜市の屋台が並んでいることですが、これらの屋台も夜市の業者の学生支援の行動で、無料で食べ物を提供しています。

立法院の学生たちは、実に思慮深く誠実に行動していて、誰もが「学生たちを尊敬する」と語っています。こうして7日目を迎えました。日本の報道そして一昨日から台湾のテレビ報道も行政院の機動隊の実力行使の場面を中心に報道していますが、行政院の占拠は一部学生の突発的行動であり、政治的には意味がありません。政治的に意味があるのは行政院ではなく立法院であり、大多数の学生と市民は立法院の学生たちの賢明な行動を見守り支援しています。今後の推移は予測がつきません。

立法院を占拠している学生たちに実力行使が行われると、国民に潜在している歴史的な怒りに火がついて台湾は内乱状態と革命状態になるでしょう。そのことを馬も国民党も知っているので、このままの膠着状態が続くでしょう。最後に、学生たちの賢明で勇気ある行為を讃えたいと思います。
(以上)

連投で読みにくくて済みません。でも、ツイートの方がニュースの拡がり方が速いようですので、利用させていただきました。佐藤先生個人の視点から見たことの速報ですので、「自分はそう思わない」というご意見の方もあろうと思いますが、現場からの第一次資料としてお読みください。
台湾にいる佐藤学先生から第三報が今夜届くそうです。現場で確認しながらの作業なので、少し時間がかかるようです。しばらくお待ちください。なお、既報にありました学生支援を宣言した「23大学の学長」は「53大学の学長」の間違いだったそうです。すごい数ですね・・・

映像は再掲
http://www.youtube.com/watch?v=nCaQJCkt8wk

佐藤学先生の台湾情報第三報
 台湾滞在中の佐藤学先生から速報の第三報が届きましたので、お伝えします。Twitterだと読みにくいので、ブログにあげておきました。できるだけ多くの方に読んで頂きたいと思います。
 台湾情報第三報(佐藤学)

 一昨日の「台湾情報第2報」は、ブログ発信のアクセス数で日本一になりました。また、その文章は直ちに翻訳されて台湾でもツィターで広がり、学生たちにも共有されています。アジアの民主化を希求する人々を繋ぐ役割をはたせたことを喜んでいます。

 行政院の学生たちへの機動隊による暴力以後の情報を伝えます。26日の昨日は、朝から機動隊の学生に対する暴力への批判が強まりました。立法院を占拠している学生たちは「学生の暴動」ではなく「国家の暴力」であると訴えました。学生たちはフェイスブックの顔写真の部分を黒く塗って、機動隊の暴力の事実を伝えあい、その全貌を明らかにする作業を続けています。ところが、このフェイスブックの情報が何者かによって次々に消去される暴挙が起こっています。

 立法院を占拠している学生たちの冷静で賢明な闘いは市民の支持を獲得しています。先の「台湾情報」で、学生運動が53人の学長の支持表明を獲得していること、世論調査で83%の人々が、立法院を占拠する学生たちの対話要求に馬英九が応じるべきだと回答していることをお知らせしました。昨日の世論調査では、70%の人々が学生運動を支持すると回答しています。さらに、中国との自由経済協定立法の前に中国政府と馬英九との「秘密交渉」を許さないために政府間の交渉を公開する管理法を学生たちは提案しているのですが、この提案について75%の人々が支持すると回答しています。

これら広範な支持を背景として、学生運動は一定の勝利を収めつつあります。一つは、行政院への突入を指導した責任者として逮捕された学生が無罪として釈放されました。学生たちの要求する馬英九との「対談」については、馬英九はこの要求を無視できなくなり、総統府での「会話」に応じると返答しました。また警察は、機動隊の暴力行為の事実を認めて謝罪しました。さらに民進党は、立法院の委員会で成立した自由経済法案がわずか30秒の国民党議員内部の一方的決議であったことから、「違法」であると言明しました。これらは学生運動の成果です。

しかし、本格的闘いはこれからです。立法院(国会)は国民党が多数を占めているので、立法院を占拠している学生たちが排除されれば、自由経済協定は簡単に可決されてしまいます。そうなると中国の巨大な資本が台湾を買い上げてしまうでしょう。馬英九は総統府で「会話」に応じると学生に伝えましたが、学生たちが求めているのは公開の場における「対話」です。学生たちは馬英九の承認した「会話」には応じないと返答しています。賢明な判断です。

 学生たちの冷静沈着で賢明な闘いは、大学生たちのほぼ全員の支持と大多数の参加、大多数の市民の支持を獲得しています。名物の夜市の屋台が立法院のまわりに集まって、闘う学生たちに無料で食事を提供しています。昨日は、タクシー協会が学生支持を表明し、タクシーのデモを行いました。ほとんどの国民が「学生たちを尊敬する」「学生たちの勇気に感謝する」と語っています。私は台北教育大学大学院で講演と集中講義を行っているのですが、ほぼすべての教授が学生運動を支援し、「素晴らしい学生たちだ」「学生たちを尊敬する」「学生たちに感謝する」と語っています。立ち上がったすべての学生たちは、私から見ても感動的なほど素晴らしい学生たちです。私も学生の正義と勇気と民主主義と祖国を愛する姿に心からの敬意を表明しています。

 大学の動きですが、台湾全土の大学で学生たちが立ち上がりました。ほとんどの学長、教授たちは学生たちを支持しています。それに対して、国家教育部は緊急に全国の学長を集め、教授が学生を扇動しないよう忠告し、学生運動の抑圧策を講じています。しかし、ほとんどの学長と教授たちの学生運動の支持は崩れることはないと思われます。

テレビと新聞のニュース報道は毎日24時間、学生運動の情報を伝えていますが、情報は混乱していますし、真実を伝えていないので、学生たちはブログとフェイスブックのネット通信で事実と真実を見極めています。しかし、ニュースを通じて愉快な話題が台湾市民の間で話題になっています。一つは、「太陽餅」(台中市の名物)の話題です。行政院の副秘書官が占拠した学生の[暴力]の証拠として「私の部屋の餅が一つ食べられた」とテレビで語った(笑)のですが、翌日、匿名の市民が「太陽餅」150箱(1500個)を贈ったのです。1990年の学生運動が「野百合革命」と呼ばれたのに対して、今回の学生運動は「太陽花(ひまわり)革命」と呼ばれています。「太陽餅」は「太陽花革命」のシンボルになりました。副秘書官はテレビで「贈り物には感謝する」というピンボケの応答をして笑ってしまいましたが、受け取りは拒否し立法院に送ったものだから、学生運動の学生たちは「ありがとう!」と笑顔で叫んで食べました。(太陽餅は民主餅として大人気になり、売りきれ。)

そのほかに、いろいろな話題がニュースで報道されています。立法院の院長はもと台湾大学の政治学者ですが、これまでの政治学者としての格好いい発言に対して今回の政治対応はひどいものでした。それを憤った学生たちは院長のリコール署名を始めましたが、その書名に彼の娘が署名して話題になっています。

まだまだ闘いは続きます。今日のNJKテレビは「立法院は民主主義の象徴であるため、占拠している学生の排除は難しいと考えられ、まだ解決の見通しはたっていません」という趣旨の報道をしていましたが、まったくまちがっています。立法院の学生占拠が続いているのは、国民の大多数が学生たちを支持しているからです。そして、学生たちの勇気ある闘いが敗北すれば、台湾の民主主義と独立が破壊されてしまうからです。

隣国台湾の学生たちは今月30日に、世界各国の留学生たちが連帯してデモを行い、報道の虚偽を批判して真実を伝える行動を行います。日本の留学生も立ち上がるでしょう。ぜひ彼らと対話し、台湾と日本の民主主義者の連帯を築き上げましょう。

 最後に、何度も繰り返しますが、祖国と民主主義のために立ち上がった台湾の学生たちの思慮深い勇気ある闘いを尊敬し、支持します。

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