2013年7月9日火曜日

東芝はフィンランドから撤退、ロシヤが台頭

みなさん、朗報です。東芝がフィンランドから撤退しました。正確には東芝が撤退したのではなく、ロシアに競争で敗れたということのようです。フィンランドの新聞、及び、来日したことのあるHannaさんからも報告のメッセージがありました。

Actually Toshiba did not gave up, they are still eager to sell their reactors, but Fennovoima choose Rosatom...

しかし日本の新聞、東芝のHPでは一切公表されていません。いずれにしても東芝の撤退を求めて来日されたHannaさんやそれを支援した我々の勝利です。

しかしロシアが代わりにでてきました。継続してフィンランドの闘いを支援し、国際連帯による原発輸出阻止運動を続けましょう!

以下、北欧から帰国されたばかりのXさんからのメールです。崔 勝久

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スウェーデンから帰国中のXです。

Fennovoima社からの今のところ最新情報だと思います。

東芝からの発信は見ていません(見つかりません)。

フィンランドのニュース英語版

http://yle.fi/uutiset/rosatom_now_lone_candidate_to_provide_fennovima_reacto
r/6716033


World Nuclear News

http://www.world-nuclear-news.org/NN_Fennovoima_focuses_on_Rosatom_0306131.h
tml



6月後半になって、大統領がロシアからの投資を歓迎するというようなメッセージを出していたと思ったら、産業相がロシア・ロスアトムの海外子会社と、株式穴埋め投資と原子炉建設の双方で話し合いを続けているという報道があり(6月末)、7月のヴァカンス時期に入って早々、このニュースの発表となりました。

反対派は、アレバに続いて東芝が消えた今、Rosatomが建設契約を交わすことになったとしても、2011年秋に出された原発建設許可は無効であり、改めて新規計画に基づいた許可申請とアセスメントのやり直しが必要だと主張しています。国もそれは意識していて、環境相(環境党)は、許可の申請し直しが必要と主張する一方、産業相などは、何とか既存の許可の範囲内であるとみなすことができるよう策略しているようです。

今後、今年いっぱいは、政治的な攻防が続きそうだとHannaは言ってます。

スウェーデンの反対派の話では、フィンランドの前の放射線安全庁長官(JukkaLaaksonen)が、退職後Rosatomにすぐ移っており、この話の背後に影響を与えているのではと推測しています。

そもそも、もう1機原発を造る最大の理由が、ロシアからのエネルギー(石油や天然ガス)依存を少なくするということでしたが、それがまったく後付けの口実で、実際は、なんでもいいから原発建てたいという勢力がフィンランドにもいるということが分ってしまいました。

旧西側というか、経済の自由主義の下では、今更原発に投資するまともな経営者はいなくて、原発というのは国家権力(しかも民主主義の観点からは大きな疑問を持たれている政権)と結びついてしか、建設できなくなっていることが、明らかになってきています。日本は、まともな経済の自由主義も民主主義もなくて、安倍自民党政権がご覧の原発セールスツアーで世界を回っています。



それではまた。

0 件のコメント:

コメントを投稿