2017年3月20日月曜日

東芝の原発輸出に反対する集会、街頭デモが福岡、東京で持たれました

東芝の原発輸出に反対する集会、街頭デモが福岡、東京で持たれました。明日から1週間、韓国です。
3月16―17日 福岡でのワークショップ、集会、東芝九州支店訪問
18日 福島訪問
19日 銀座・新橋での街頭デモ
同日 韓国YMCAでの集会

 3月17日  東芝九州支局訪問  面談拒絶に東芝事務所を占拠 公開書簡を事務所に投函

                                                  2017年3月17日
                                株式会社 東芝 社長  網川 智 様  
                             副社長 成毛 康雄 様
                                                  副社長 秋葉 慎一郎 様

ご提案・ご質問
 私たちは核兵器と原発をこの地球上から廃絶することを目的として昨年10月に福岡市内で、日本と韓国の有志によって設立された市民団体です。
1945年の広島と長崎へのアメリカ政府の原発投下の責任を明らかにすること、及び原発メーカーの責任を問う国際的なBDS(不買、投資引き上げ、制裁)運動を展開することを運動方針としています。
 報道によれば、御社においては、会社存続の瀬戸際に立たされており、社会的な影響も危惧されるところです。その原因は、ひとえに御社が買収したアメリカのウエスチンハウス社の高値買取と子会社の膨大な赤字に起因するとされています。しかしながら御社は引き続き原発製造・輸出を続けることを公表しています。福島事故を起こした原因も明らかにならず、事故の解決のめども立たないにもかかわらず、海外に原発輸出を進めることは企業の社会倫理に反します。御社が生き延びるには、この原発依存質からキッパリと縁を切り、国民の生活向上に貢献する他分野の生産・販売に活路を見いだすほかに方法はないことも、明らかなことです。
 そこで、以下の質問に一ヶ月以内にお答え下さい。日本代表の木村公一まで、ご郵送ください。
期限を過ぎる場合は、その旨末尾に記した連絡先にお電話下さい。
【木村公一 住所】  〒819-1574 福岡県糸島市川原516

) 原発輸出を継続することの是非について、御社はどのようにお考えか。
) 原発事業から撤退することの是非について、御社はどのようにお考えか。
3) 世界銀行が決定しているように世界の趨勢は、原発製造への資金融資はしないということです。ウエスチングハウスの買収が東芝の経営判断の誤りであったことは御社社長も是認しています。原発輸出を前提にしたまま、日本の銀行団から資金融資を受けることの是非をどうお考えか
以上のことに誠意を持った回答がない場合、南アフリカ、パレスチナ、韓国、日本を中心に、脱原発を求める全世界の市民団体および一般市民との国際連帯運動によって、東芝製品の不買、投資引き上げ、制裁を意味するBDS運動を展開することを宣言します。また、これらのことを胸襟を開いて話し合いを致したく、御社社長、副社長との面談をご提案申し上げます。

先ずは、今回当地福岡にて、パレスチナと南アのBDS運動経験者を招いての会議・集会を行った関係上、御社の九州支社に赴き、以上のご提案を行うことに致しました。九州支社から東京本社の社長などにご連絡をお願いしておきます。
その後、東京の本社において、社長、副社長との話し合いの場を設定していただければ、幸いです。
        日韓/韓日反核平和連帯一同   韓国代表:柳 時京  日本代表:木村公一
    連絡先(木村公一080-6410-3311 原 豊典090-5286-5853            

                                                東芝九州支局ビル前で講義の集会


水道橋の韓国YMCAにて、東芝に対するBDS(ボイコット、投資引き上げ、制裁)運動の決意表明
               
                    銀座4丁目でデモ敢行

2017年2月23日木曜日

反原発を掲げる団体と一般市民への行動提起ー原発輸出で会社再建をしようとする東芝への具体的な抗議行動の呼びかけ


 東芝(ら)の原発輸出に反対する、福岡でのワークショップの報告会を開催

319日(日)午後6ー9
場所:韓国YMCA(水道橋)
報告者: ナイドウ・クミ氏(南アフリカ)、
ニダル・アブ・ズルフ氏(パレスチナ)、
金容福(キム・ヨンボク)博士(韓国)、
田島伸二(日本、絵本作家)
主催:日韓/韓日反核平和連帯(日本代表:木村公一牧師、韓国代表:柳時京(ユ・シギョン)神父)
後援:NPO法人NNAA(会長:渡辺信夫牧師)
  
連絡先:che.antinuke@gmail.com (崔 勝久)

報告者紹介:
ニダル・アブ・ズルフ氏:パレスチナのJAI(「人権擁護のための共同参画」Joint Advocacy Initiative)の主幹。東エルサレムYMCA/YWCAの事務局長。オリーブ・ツリー・キャンペーンの所長。カイロス・パレスチナの主要メンバー。
ナイドウ・クミ氏:南アフリカの人権活動家。1970年代から1980年代に南アフリカのアパルトヘイトに対して闘った後、貧困を解消し、人権を守るためのグローバル・キャンペーンを主導。また、「貧困撲滅を世界規模で求めるアクション」の事務総長(The secretary-general of the Global Call to Action Against Poverty)を務めた。
金容福(キム・ヨンボク)博士:韓国の民衆神学の第一人者で牧師。民主化闘争の時代、日本では『世界』の「韓国からの通信」に貢献。国民国家を超えた市民の運動の提唱者。日韓/韓日反核平和連帯のメンバー
田島伸二(絵本作家):環境や原発問題を扱う絵本は世界各国で翻訳され、ユネスコで永年勤めた経験からも世界中に多くの芸術家の友人をもつ。広島市出身。FBでも鋭い社会批判を展開。


(裏面)
反原発を掲げる団体と一般市民への行動提起ー原発輸出で会社再建をしようとする東芝への具体的な抗議行動の呼びかけ

福島事故の究明がなされず、10万人を超える住民が故郷を離れざるをえなくなったのに、その人たちへの住宅資金資金打ち切りが決定されました。私たちは各地の再稼働反対運動を全面的に支持します。新潟県の柏崎ではまともや東電の問題隠蔽体質が暴露されました。
韓国では世界で初めて、原発立地地域での甲状腺がんは原発運営会社の責任であるという判決がだされました。福島の小児がんの増加の責任を東電だけでなく、原発メーカーの問う必要があります。九州の玄海でも原発立地地域住民の白血病の異常な発生率が報告されています。
私たちは原発の再稼働を中止させ、原発の輸出を止めることを全世界の脱原発を求める市民団体、および一般市民と共に訴える、国際連帯運動を展開することを計画しています。
1)東芝は原発輸出を会社再建の柱のひとつと位置づけ、原発事業の継続を決定しました。
2)世界銀行は、原発に関する融資をしないことを決定しましたが、日本の銀行団(三井住友銀行、みずほ銀行、三井住友信託銀行)は、原発輸出を公言する東芝への融資を決定しました。
3)日本の再稼働反対運動は全国で広がっていますが、再稼働させてはいけない原発を輸出している現発メーカーへの具体的な反対運動は十分ではありません。
以上のような現状判断の下、私たちは以下の行動提起をこれまで反原発運動に関わってこられた諸団体及び一般市民に訴えます。原発に反対し、原発輸出を止めさせる国際連帯運動に参加することをご検討いただけますようにお願いします。
①3月16ー17日、南アフリカとパレスチナから対イスラエル企業に対する世界的なBDS(不買、投資引き上げ、制裁)運動を展開する活動家と韓国の「市民革命」に関わり脱原発宣言の実現を求める方々をお呼びして福岡でのワークショップ、集会を持ちます。
②東京では319日に韓国YMCAで福岡でのワークショップ、集会、東芝への抗議行動の報告会をもちます。上記3点の状況判断の下、東芝に対して、原発輸出を止めること、原発事業から撤退することを求め、応じない場合は制裁としてBDS運動を世界的に展開することを宣言します。320―24日は韓国で同様のワークショップ、集会、記者会見を持ちます。各団体が共催、ないしは後援をしてくださればさいわいです(詳細は後ほどお送りします)。
③これまでFOE等が中心となって日本の原発輸出を支える保証協会などの在り方を問題にしてきました。私たちはこれまでの運動の蓄積の上で、実際に原発輸出によって会社再建を図る東芝への融資を決定した銀行団の社会倫理(CSR)を問いたいと考えています。

日韓/韓日反核平和連帯
日本代表:木村公一牧師、韓国代表:柳時京(ユ・シギョン)神父
事務局長:崔勝久(チェ・スング)

  連絡先:che.antinuke@gmail.com 崔勝久

2017年2月20日月曜日

原発メーカー訴訟弁護団長 島昭宏弁護士のスラップ裁判を糾弾する

1)原発メーカー訴訟の共同弁護団長の島昭宏弁護士が、前・現「訴訟の会」事務局長を名誉棄損と社会的信用を落としたという理由で提訴しました。これは典型的なスラップ裁判です。3月23日に第一回目の口頭弁論が横浜地裁ではじまります。 2)私がブログやツイター、FBで島弁護士の言動が弁護士職務基本規程と弁護士法に違反しているという事実を書き綴ったことは、言論の自由に基づくものです。しかし同時にそれを名誉棄損で民事裁判にかけるという権利も島弁護士にはあります。 3)しかしその提訴は、実は裁判制度を悪用して、島弁護士批判を公にしてきた私の発言に制裁を加える目的であるため、それはスラップ裁判として、すでにアメリカでは恫喝裁判として定着してきたものです。スラップは裁判制度を悪用して言論の自由を抑え込むものです。そして多くの場合に、社会的強者が弱者の発言、権利を阻害するのです。烏賀陽弘道『スラップ訴訟とは何かー裁判制度の悪用から言論の自由を守る』(現代人文社、2015)参照。 4)アメリカでは言論の自由が保障されていて、名誉棄損の裁判ではほとんど勝てないそうです。原告(スラップ裁判の原告)側は、自分が被告の発言によって名誉棄損されたことを証明しなければならず、被告はスラップであることを裁判所に訴えれば弁護士費用もかからず、反スラップ法により、逆にスラップ訴訟を提起しにくいことになっているそうです。 5)しかし日本は逆で、名誉棄損で訴えた方が有利で、被告は訴えられると弁護士費用をはじめ大きな負担になり、アメリカとは逆で、被告側が名誉棄損でないことを証明しなくてはならず、「公共性」「真実性」「真実相当性」をすべて証明することが、名誉棄損にならない「免責要件」であり、それは至難の業だそうです。 6)私の発言が弁護士の社会的立場を貶めるための嘘を記したものであり、島弁護士の名誉棄損なのかどうかが裁判では争われるでしょう。しかし根本的な問題は、私の書いたことが「嘘」で彼の名誉を毀損するものなのかではなく、メーカー訴訟は差別を生み出す原発体制及びNTP(核不拡散条約)体制と関係すると主張してきた私の発言を島弁護士は、運動は楽しくしなければならないという理由で、事務局長の私の辞任を求めて原告「訴訟の会」の人事に介入してきたことです。そのために盲目的に弁護士に従おうとする原告と島弁護士を批判する原告に組織は分断され、混乱が続きました。その混乱の真の原因を明らかにすることがこの裁判の目的になります。 8月1日、本日、原発メーカ―訴訟の島弁護団長を提訴しました! http://oklos-che.blogspot.jp/2016/08/81.html 7)彼の言動の根底には、裁判の主体は弁護士であるという考えがあり、それは私たちが提訴した裁判の準備書面に記されています。裁判の主体は原告であり、自分の意見にあわないからといって、弁護士が原告との委任契約を勝手に解除することは違法かどうかが問われているのです。河合弁護士もまた共同代表で日本の原発裁判のトップのような存在ですが、その彼が弁護士の原告との委任契約解除は法律に基づく行為と発言しました。その件は、3月24日、横浜地裁で判決が下されます。 原発メーカー訴訟の原告弁護団長の島昭宏の裁判はわずか、4ケ月、4回の弁論で結審になりました http://oklos-che.blogspot.jp/2017/01/44.html 8)人権弁護士、原発反対弁護士が、原告を相手に自分に従わないということでスラップ裁判をはじめた、このことが日本の裁判史上初めて、問われることになります。私たちは、私たちの提訴した裁判で勝っても、控訴し、島弁護士が原告団「訴訟の会」の人事に介入した真実は何か、何故に島弁護士はそのような行動をしたのか、そのことを追及します。

2017年2月17日金曜日

原発メーカー訴訟の弁護団長の島弁護士が、原告「訴訟の会」の前・現事務局長二人に対するスラップ(恫喝)裁判をはじめる!

原発メーカー訴訟の弁護団長の島弁護士が、原告「訴訟の会」の前・現事務局長二人に対するスラップ(恫喝)裁判をはじめる!
原告「訴訟の会」の前・現事務局長の二人が起こした島弁護士への損害賠償の裁判は3月24日判決ですが、島弁護士の代理人は反訴をすると約束しておきながら、反訴をせず、新たに私と朴を訴える裁判を起こしました。これは明らかにスラップ(恫喝)裁判です。
(反訴:民事訴訟の進行中に、被告から逆に原告を相手として、本訴との併合審理を求めて起こす訴え。)
 島弁護士は新たな裁判を起こしたので、それに対する対応を私たちは余儀なくされます。訴状は、私と朴を「原告」と書き間違えるなど大変ずさんなものです。ためにする嫌がらせの裁判としか言いようがありません。反論があれば、反訴すればよく、反訴をすると代理人は法廷で約束していたのですから。
 裁判の趣旨は、私がブログやFBで「民族差別や、植民地主義、NPT体制など裁判と関係がないことを」書き連ね弁護団を批判したこと、弁護士会への懲戒申請をしたことを弁護団を誹謗中傷する行為とし、「原告の名誉ないし社会的信用を毀損する不法行為」であるということで私と朴が連帯して損害賠償金330万円を支払うことを請求しています。
私が「事実」を記したことが名誉棄損、社会的信用を落としたということになるのか、法廷の場で明らかにされるということになります。こんなことに関わることは本来、避けたいのですが、私と朴は、「訴訟の会」のこの間の混乱は、そもそも島弁護士の弁護士職務規程に反する行為によるものであり弁護士が自分に従わない原告は委任契約を自由に解除できるという、法律の一部をとりあげた行為は、裁判の主体は原告でなく弁護士であるというあやまった傲慢な態度であることを指摘しただけなのですが、そのことを新たな裁判をおこしてまで自分の名誉棄損だと訴えています。
 弁護団は訴訟の会の貯金通帳と資料などの引き渡しを求めてきたのですが、当時の会計の大久保氏は事務局の一員として全員で引き渡しを拒絶したにもかかわらず、私が「大久保徹夫氏と協議するなく」拒絶したなどと明らかな虚偽を記しています。キリスト者である大久保氏がそのような虚偽の発言を島弁護士の代理人に話したとは考えられません。残念ですが、弁護士が自分の専門性を武器にして訴えると言えば普通の市民は黙らざるを得ない「一般常識」を逆用した悪辣な行為だと言わざるを得ません。
 私と朴にとっても裁判を受けて立つことは時間的にも精神的にも大変負担ですが、ここは心を引き締め、受けて立つしかありません。黙っていれば敗訴になります。みなさんのご理解とご支援をお願いします。

2017年2月7日火曜日

真鍋教授の講演:「市民革命」を近現代史の流れの中でとらえるーその死生観と歴史認識ー

25日(日) たんぽぽ舎での「韓国市民キャンドル革命を知る」連続講座第3弾。
韓国の民主化研究の第一人者である、東大の真鍋祐子教授の講演会がありました。
2時間にわたる真鍋さんの講演は、研究者としての正確な事実の把握とともに、自らの韓国での実体験を踏まえたものであり、韓国の「市民キャンドル革命」を理解するうえでどうしても知っておかなければならない内容をお話しくださったと思います。
講演の内容はユーチューブで知ることができます。https://youtu.be/Saye6S4FMHs


なぜ、シャーマニズムか?

特に私にとって興味深かったことは、巫女、シャーマニズムという土着的な宗教に対して、1千万人と言われるキリスト者や仏教徒が多いといわれている韓国社会の中で、政府批判をする最も先鋭的な社会意識を持つ学生たちがなぜ大きな関心をもち、デモや葬儀の際にシャーマニズム儀式を正面に打ち立てたのかという背景でした。これは真鍋教授の自伝でもある『自閉症者の魂の軌跡―東アジアの「余白」を生きる』(叢書 魂の脱植民地化 6、青灯社2014)に記されているように、シャーマニズムとの出会いは教授にとっては単なる学問研究の対象であるのではなく、自閉症者であった真鍋教授自身の「魂の軌跡」のうえで、なくてはならなかった体験があったがゆえに、韓国の学生たちの焼身自殺、遺家族の思いを受け止め、そこに自らを同一化をしないものの、彼らの悲しみ、怒りを深く理解することができていたからではなかったのか、と思います。


私はこの真鍋教授の人間を見る視点が単なる研究者やマスコミの視点とは決定的に異なり、それゆえに、韓国の学生の運動の説明に説得力があるのではないかと思いました。

真鍋教授の韓国の民主化闘争の研究再開(「再起動」)の背景と韓国近代史を見る視点

これはパワーポイントの最初に示されたもので、講演者の今回の講演の問題意識を示したものです。一時、韓国の民主化闘争の研究を中断していた教授が改めて取り組みだした(「再起動」)の動機を説明されました。このことの説明だけで2時間はゆうにかかるのではないかと思ったほど、内容の濃いものでした。

そしてこれが結論部分のスライドです。

韓国の「市民キャンドル革命」は全面的にセウォル号の真相究明、責任者処罰を求めています。これは真鍋教授の見解では、民衆の「歴史意識の再覚醒」であり、80年代の軍事独裁に対する民主化闘争における焼身自殺を生み出した社会的背景と重なり、韓国における市民・民衆の過去、現在、未来につながる歴史認識として「市民キャンドル革命」を見ていくということになります。

パワーポイントの資料の目次からでも真鍋教授の韓国の市民(学生)運動を見る視点が浮かび上がります。
・固有名詞で構成される韓国民衆史の歴史観
・民主化運動の犠牲者を記憶するー疑似家族としての全国民族民主遺家族協議会(「遺家協」)ー
・固有名詞を伴う「記憶の闘争」(2011年)
・「連累」の歴史観(彼女は私だ)ー”「風かたか」(風の防止)になれなかった”(稲嶺名護市長)ー

そしてここから、現在の闘いが過去とつながることの説明が続きます。
・民衆史を構成するローカルな記憶―学窓
・民衆史を構成するローカルな記憶ーセウォル号惨事(2014年4月16日)と光州事件
・民衆史を構成するローカルな記憶ー甲午農民戦争(1894年)と全琫準ー
・民衆史を構成するローカルな記憶ー光州事件(1980年)と市民軍の「光州出征歌」ー

次に、全斗煥の軍事独裁政治に対する焼身自殺などの激しい民衆の民主化要求運動があり、盧泰愚による時局収集宣言、いわゆる「6・29宣言」がだされ、民主化の約束がなされた歴史とつながるのです。
・「1987年フレーム」の再現ー広場の記憶
・「1987年フレーム」の再現ー朴鐘哲拷問致死事件(1987年1月14日)30周忌ー
・「1987年フレーム」の再現ー韓烈を救い出せ(催涙弾の直撃により死亡)
・「1987年フレーム」の再現ー民主国民葬(白南基農民の霊柩行列(2016.11.12)、朴槿恵打倒 霊柩行列)
・「1987年フレーム」の再現ー民主国民葬とシャーマニズムー
・「1987年フレーム」の再現ー真相究明・責任者処罰・犠牲者名誉回復を求める運動ー


真鍋教授の紹介した映像には、青年が建物の上からアメリカを批判しながら投身自殺する場面が写されました。そのように次から次へと自殺する青年の行為に金芝河は批判をしたらしいのですが、その自殺を見ているオモニたちの泣き崩れる姿が映し出されていました。これまでの儒教社会の価値観としては息子が親を残して先に死ぬこと自体が認められず、またキリスト教では自殺を戒めているので、そこで自殺者の復権を求めるのにシャーマニズムが登場する必然性があったようです。

遺家族たちは、このような自殺する青年を排出する社会を作ってきたのは自分たちの責任だとして、若い人達のデモの先頭に立って激しく為政者を批判し、遺家族は「家族」としてひとつになって息子の死の弔いを社会的に行うのです。その弔いの場がすべて、100万人市民が集まる光化門なのです。もちろん、運動側はすべてこのことを計算づくでやっていると教授は見ます。

本来儒教社会を支えるものであったシャーマニズムが、時の為政者を批判する情念として市民の間で共有化される社会的な必然性があったのでしょう。80年代の民族至上主義的なスローガンは人権意識、民主主義の理解の深まりとともに、人間本来の在り方を求める次元にまだ高められてきていると教授は見ます。日本軍「慰安婦」であったハルモニたちもまたそのような次元に立っており、単なる反日ではなく、ベトナムでの韓国人兵士の現地のベトナム人の虐殺行為をとりあげ、熊本地震による犠牲者への寄付をする行為につながっているのです。

私はこの点が、日本の戦後の運動が広島や長崎での被爆に象徴される「犠牲者であること」の主張にとどまり、植民地支配者であったことが十分に考察されずに「平和と民主主義」の国になったとみる傾向とは、かなり運動の質に差異があるように感じるのです。


「市民キャンドル革命」はパク・クネ批判からはじまったものですが、これまでの学生の「過激な」運動形態は一切、影をひそめ、労働組合もまた裏方に徹し、家族連れの市民が全面的に前に立つデモになっています。これはこれまでの民主化闘争のように結果として失敗に終わらせてはいけないという強い意志が運動側にあるからだと思われます。しかし現在の「市民キャンドル革命」の運動が、その質において、過去の激しく闘ってきた闘いからかけ離れているとは思えません。この「市民キャンドル革命」の動きが継続し、大きな力となって、韓国社会を根底的に変革していってくれることを願います。

2017年2月6日月曜日

蝋燭(キャンドルデモ)は偉大なのか? だまされてはいけない!

日韓/韓日反核連帯の韓国の仲間から日本語でEmanuel Pastreich慶熙大学教授の原稿が送られてきました。そのまま仲間が訳したものと思い、すぐに日本の仲間に送ったところ、好評であったので、原文にあたり、誤字や微妙な部分を訳しなおして公表します。

論文の内容がたんぽぽ舎の「韓国の市民キャンドル革命」を知る連続講座で講演されたキム・ミヌン教授の似ていると感じましたが、大学の同僚なのでよく話し合っているのかもしれません。
この論文と金教授や日本にいらっしゃるイ・ヨンチェさんの講演内容から、韓国社会の健全性を感じます。今時、中高校生にこれほど熱い思いを語りかける人たちがどれほどいるでしょうか?

韓国でも教師や教組に対する締めつけは厳しいようですが、それでも「市民キャンドルデモ」には多くの中高校の教師が生徒と共に参加し、その昔ヘルメットをかぶり革命を求めた大学の教授、教会の牧師の多くが家族連れで「市民キャンドル革命」に参加し、中高校生、大学生、社会の階層をこえた様々な人たちと一緒にデモ行進しているようです。毎週土曜日13週連続、20~100万の人が光化門前に集まります。これからも続くことでしょう。

韓国社会は根本的に変わろうとしています。代議員制度のみが民主主義だと考える日本人に、台湾や韓国の市民の爆発的な力(=「市民革命」)による代議員制度そのものに質的変革をもたらし、市民の声を直接、国政に反映させることこそが民主主義であることを新ためて考えざるをえません。

日本では沖縄問題、原発問題がありながら、どうして「市民革命」がおこらないのか、台湾・韓国が日本より遅れていると考えることは、まさに現在の植民地主義史観です。日韓の連帯、アジアの連帯がなされるためには、相互の深い理解が必要不可欠です。そのためにも植民地主義観の実態を研ぎ澄まされた目で見て、物事の真相を深くとらえるところから出発するしかありません。
                                                          崔 勝久






燭(キャンドルデモ)は偉大なのか? だまされてはいけない!
Emanuel Pastreich
エマニュエルパストリッチ 慶熙大学教授、アジアインスティチュト所長

年の皆さん、
私達(この文章は私とアジアインスティチュトの所長で慶煕大学究員が一に書きました)は手に燭と直接作ったポスタを持って光化門場に集まった皆さんを見てとても感銘を受けました。生もいたし高校生さらに中生もいました。
市民達が街に出て、法による支配と責任政治を求める姿はすごく崇高なものでした。そこには政治意識の鼓動が遠いまで鳴り響いていました。
メディアでは平和なデモだと称賛し、今や韓は民主主義の模範家になったと褒めえさえもしました。
しかし朴槿大統領が劾し、その友人のチェスンシルが刑務所に入ったからと言って全てが終わったと言うではありません。これから新しい挑っているのです。

この論文は、▲反動で終わった市民革命、が置かれた況、化はまた別の脅威
反動で終わった市民革命、手を取り行動しよう!などよっつの部分に分け、去る4・19、ソウルの春、6月抗争等、環境的変化そしてそれらを打開するために青年たちが1960426日にも韓である大統領が任しました。李承晩大統領が生達と市民達の要求に押され任した時、生達呼し、新しい民主政府が始めると期待しました。しかし生達は情勢を良く知らず今後どのな政府を築き、どんな政策を推進するかについての明確な計を立てていませんでした。

彼らは李承晩任後の力空白期間を利用して誰かが力の簒奪を狙うという事を知りませんでした。張勉理は明確なビジョンを持たずして危ない政治ゲムにばかり頭していました。その結果はよくご存知だと思います。

朴正熙という利口な若い軍が軍隊の不勢力を募って1961516日にクデタを起こしました。その後十年の間、韓は民主主義とは遠くかけ離れました。または1980年ソウルの春を思い浮かべて見て下さい。3金の政治的な分裂れ結局のところ全斗煥軍の野な統治に結しました

1987年にも3金は分裂し、結局は盧泰愚軍が執しました。の現代史をしばし見てみると市民達の多くの民主化闘争が政人の分裂、そして政治的な機主義者が勢力を得て失敗したという事が分かると思います。勿論、韓はその後も着展しました。だからと言ってこれ以上過去のな失敗はないだろうと思うのは、愚かな考えです。朴槿を追いう事が決して最終目的になるはありません。それは政癒着解散のの初めの一に過ぎません

が置かれた
国経済は貿易に大きく依存しており、食料とエネルギを輸入しています。今年は深刻な経済が予想されます。メディアはことに努めているが、に海運業、船業、そして鋼業が崩います。政府がしていることと言えば辛うじて耐えている産業に民の血を支援なんとか維持させる程度です。それは結局失敗してしまうでしょう。

はサド配置にする報復で経済交流を速く縮めようとしている中、そして関税などの保護貿易注意を追及するアメリカのトランプ政府の間にまれています。親世代が信じ疑わなかった完全自由貿易体制は崩の危機にされています。その上トランプ政治は韓に保守政を立たせるに必死になっているかも知れません。

トランプの周には中の軍事的な脅威を調するタカ派で溢れています。新任の防長官のジェムスマティスは中をアメリカにし直接的な脅威とし ≪中による死(Death by China)≫と言う論的な著書を出した貿易補佐官のピナバロはアメリカが経験する全ての困難を中の不公正貿易が原因とするでしょう。

もしかしたら皆さんは朴槿大統領が劾したらサド計も撤回すると思うかも知れません。しかしトランプ行政府は中立しを米日同盟でごうとありとあらゆる手を使っています。
ドはドロンやヘリコプタなどの韓が購入するアメリカの武器セットの一部に過ぎません。201478億ドルのアメリカ武器を購入した最大の顧客でした。アメリカ経済が落ちむほど韓する武器購入の力は更に掛かるでしょう。

生たちは本に自分の展に心が多いが、際間違った育システムが彼らをダメにしています。人文は高校と大のカリキュラムから消え、多くの若者達が退屈さを抑えて経営の授業を受けています。

いくらサムスングルプが経営専攻者を要したとしても、もし皆さんが良い政府と健康な社を築きたいなら政治哲、文心を持たなければなりません。特に人文は現在のような政治的な混を克服するには必ず必要です。もし皆さんがどのようにして力を牽制じ責任ある市民性を構成し、裁の危を避けることが出るのかを知りたいなら、プラトンと孔子、マックスヴェんでみてください。またそれらをむ方法も習わなければなりません。

今受けている経営学の授業は現在のな政治的危機を克服する何の役にも立ちません。もしかしたら親の世代達つまり1960年、1979年、1987年の市民抗加したその世代達は今の若者世代より哲と倫理、健康な社を築く略をもっと備えていました。もしかして今回の燭集後に一に集い政治改革と政府の本質などについて討論してみましたか。韓の民主主義がどこに進むべきでどうやって民に仕える政府を構成させるか夜通し討論したことはありますか。トクヴィルの≪アメリカの民主主義≫またはホッブスの≪リヴァイアサン≫をみながら本にぎっしりメモをしたことはありますか。

もしそうしたことがないならば是非そうしてみて下さい。二度と政治家に騙されないには若者達が政治と政府公共政治の原理をちゃんとしっかり理解しなければなりません。そして燭市民は偉大だと煽るメディアの口車に注意して下さい。

マイニュスやプレシアンのなメディアもかなり産業化されながらさを失くしつつあります。記事は深層分析よりも好奇心を刺激するのに頭しています。そうすることで収入になるからです。しかし好奇心だけを刺激するだけで世の中が本はどう回っているのかについてはあまり言及しません。

マスコミと電子コンテンツ、そしてSNSは政府の無能と腐敗を監視する機えてくれました。しかしこれらメディアは韓を蝕ませる腐敗に目を瞑っています。これらメディアは24時間ずっとチェスンシル事態を報道しながら肝心な韓を脅かす経済的、的、環境的、外交的挑について分からなくさせます。
保守メディアも、進メディアも議を通過した法案、政府支援金をもらい法律を執行する機については殆ど報道しません。メディアが政策について報道しないので我は知る方法が無いわけです。
例えば今回の朴槿-チェスンシルゲトでこれらが喝取した金額は李明博政府で4大河川事業でつぎんだ21兆ウォンや資源外交に浪費した十兆ウォンに比べると少ない方です。なのに李明博大統領は何ともなく、朴槿大統領は劾しました。なぜでしょうか。李明博の場合は政府連の機を中間に置いて政策の決定をした、大統領個人の非理がれたです。大勢の人がセヌリ党を保守政党、民主党と正義党を進政党と錯していますが政治家が言うことをそのまま信じてはいけません。

化はまた別の脅威
燭集をする時、外の空がとてもいことにおづきでしょうか。
朴槿政府は大気関連の規制を無くし、工場の監督官を縮小しました。その工場は今後20年の間、癌と多くの病を引き起こす粒子物質を排出する所です。今私たちは憲法10に規定されている’幸せの追及’を奪されているのです。

のスモクが日中からの汚染物質と混ざり合います。今は中の汚染が韓より深刻だが、中は今後10年間太陽光と風力電に膨大な投資をしています。しかし韓OECD家の中で再生エネルギの使用比率が一番低く、寧ろ化石燃料の使用が加する傾向にあります。
しかし今回の燭集でこの問題は20番目の議題にも入りませんでした。唯一議題は朴槿劾でした。さて皆さん! 皆さん自身に議題が20項目あるか考えて見て下さい。

去年の12月にどれだけ異例に暖かかったかえていますか。勿論皆さんのお母さんに朝、出勤の時にとても寒いから暖かくして行きなさい言われたと思いますがそれは真実ではありません。
真実はソウルが去年の12月のに暖かかったことは一回も無かったと言うことです。なぜでしょうか。多くの科者が化石燃料、環境破による生態地獄を警告しています。これを復するには千年が掛かるかもしれません。

候の化は韓を砂漠にするでしょう。すでに中の北京は砂漠化が進行していて、北朝鮮の土地も荒していってます。近い未に海水面の上昇は釜山と仁川をんでしまうかもしれません。政治家がこのような真実を言及しないことについては置いておいたとしても皆さんまでこの事について見て見ぬふりをするのには理解ができません。これ以外にも多くの議題があると思います。例えば技術文明にる過渡な依存、超競文化による家族と共同体の崩など私たちが立ち向かう問題は溢れるばかりです。

手を取り行動しよう!
皆さんには韓と世界をえる力があります。私たちの運命は皆さんにかかっています。しかし先ほどお話した問題は純に燭集では解決しません。十年のいが必要かもしれませんなので一旦呼吸を整えて下さい。

まず高校時代から貨した過度な競からけ出してください。仲間と力を合わせて助け合うかいコミュニティを作ることによって世界をえることができます。柔軟に考えてください。固定念からけ出し、世界をありのままにみてください。親の視線、メディアの目からけ出さなくてはいけません。そして産業化と消費主義の古いイデオロギからもけ出さなければなりません。

存のシステムは失敗しました。自ら習する必要があります。例え進的だと評されている政治家の言葉だとしても、疑ってみてください。政治家の言葉ではなく、行動でかれらを判してください。特定の経済システムを絶善または絶対悪だと、またはどんなが永遠な敵または仲間だと裁しないでください。

ルを守り一生懸命勉すれば良い仕事に付け豊かになれるという親の言葉を拒否してください。それはすべてです。もしあなたにまだ選挙権がなかったとしても、あなたの行動で社えることができます。このえられる人はまさに皆さんです。

あなたが何も要求していないのに大統領や財閥長が、あなたが望む方向に決定する可能性はゼロです。若者に投資することが韓展させる道であると言うことを積極的に得してください。威や威のある人にらないでください。そのような限がなくても、あなたはえることができます。政治家に山のことを期待しないでください。彼らは自分の力をあなたを助けるために使いはしません。しかしあなたを助けることが自分の力維持にがるなら、すぐに率先し手助けするはずです。したがって重要なことは政治家ではなく、私たち自身です。

「人はリではなく奇跡を起こすメシアを求める」という言葉があります。人は投票所で、私たちの問題を一に解決してくれる超人を選ぼうとします。しかし、そのような超人は絶どのような場合でも現れません。

その代わりに一日中あなたが選んだ政治家を察し、監視してみてください。そしたら小さな化が現れるでしょう。あなたを導いてくれるリを求めていますか。それならば鏡を御なさい。そこにあなたが探している人がいるでしょう。

情熱的な草の根運動が政治家を動かし、世界を進させます。「怒らないでしっかり組織化させよう!(dont get mad; organize!)」この言葉ほど韓の若者に必要な言葉もないでしょう。今までの燭集は、過去とは違いました。

今後どのような社を作るか長期的な点からじっくり考えて下さい。皆さんの親の世代は、もはや政治に心を持たずに腰を落ち着けて失敗しました。彼らは韓がすでに先進になったと勘違いしています。

あなたは、リムジンの後部座席にもたれ掛かった政治家や財閥とは違わなくてはなりません。化の主人公になって下さい。勇を持ってください。想像して確信して下さい。
より良い韓を作れるという想像し確信しけて下さ